2011 ローザンヌビジョンリトリートの報告

日本ローザンヌ委員会ビジョンリトリート参加者集合写真
リトリート参加者(ペンション「ローザンヌ」の前庭にて)

8月29日、30日の両日、ローザンヌビジョンリトリートが山梨県河口湖で開催されました。

 

 以下、リトリートの内容をダイジェストでお届けします。


期     日2011829()30()

場     所: 山梨県南都留郡富士河口湖町大石 ペンション「ローザンヌ」

参 加 者: 青木記代美、青木勝、池田紀江、金本悟、鎌野直人、ゲーリー藤野、根田祥一、

               杉本玲子、立石充子、永井敏夫、西岡義行、藤原淳賀、ポール鈴木、マイケル・オー、

               正木牧人、米内宏明 

 

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 内    容:  全4セッション。(プレゼンテーションを聞き、テーブルごとに分かち合い、祈り。)

1. オープニング礼拝: 賛美「輝く日を仰ぐとき」

西岡義行:ヨハネ14:6。聖書の枠組みで真理はどうとらえられているか?「真理」には真実、誠、信頼にあたる「堅実、確実」という意味がある。真理は具体的に見える形で提示されている。人間の本当の姿が明らかにされている。命がけで生きている共同体の生きた証に耳を傾けていく。そのために私たちは生かされている。

 

2.  セッション-1

 根田祥一:パート1の神概念が重要である。CT2010を受け、福音をそれぞれの文化文脈のなかでどう適応していくのか?クリスチャン新聞を編集する際、ある時期まで教会成長の数に焦点を置く視点が多かった。ある時から、コミュニティーでの証を大切に取り扱うようになってきている。「牧会ジャーナル」の紹介。

 

 鎌野直人:ストーリーが重要である。従来、刑罰代償説がメインだったが、和解と勝利の神である視点も大切である。福音理解の狭さから脱却し広い視野で福音をとらえていくこと、死と天国オンリーの福音提示から脱却し新しい創造へのゴールを目指して歩む姿勢、福音の普遍的ストーリーと矛盾している社会のストーリーの中に生きていることへの自覚が大切である。

 

3 .   セッション-2: 賛美「語り告げばや」

ゲーリー藤野:都市での適切で柔軟なミニストリーについてコミットメントしている。世界諸国の人口の半数は都市に住み、都市在住者の半分はキリスト者というデータがある。都市は、場所ではなく人の生きていくプロセスである。

 

青木勝・青木記代美:ローマ9:28。留学生へのフォローが今後更に大切である。教会は日本の町の中のセンターである。音楽家、画家の生きたストーリーを語り、それを聞く人たちが自分の歩み、生き方に重ねていくミニストリーをしている。

 

4. セッション-3

杉本玲子:4/14ウィンドウ(4歳から14歳までの世代への伝道)が大切である。若い人々を助けていく、次世代を盛り上げる応援団として歩んでいきたい。1 for 50ネットワークが全教会規模のネットワークになっていくとよい。

 

正木牧人:ホリスティックゴスペルについて再考する必要がある。まず本来の福音宣教があり、クリスチャンの実として社会的責任を果たしていくのではないだろうか?confessionの意味、洗礼のことへの言及がないなども問題である。

 

5. セッション-4: 賛美「Great Is Thy Faithfulness」

マイケル・オー:The Birds Our Teachers(ジョン・ストット著)の紹介。主に悔い改め、あわれみの主にいつも立ち返って行くことが大切である。Humility, integrity, simplicityに生きることが聖書のミッションに生きることである。

 

金本悟:神さまはひとりひとりと出会わせ、その交わりの中で私たちは育っていく。今は特に女性や子どもの立場についてJEA女性委員会や教会保育園の中で考えさせられている。

 

6.  クロージング礼拝

金本悟:エペソ2:1以降。神の宣教はただただ神の栄光が現れるためである。神の計画は確実になされていく。